ぎっくり首 File2

ぎっくり首(急性頚部痛)の症例動画第二弾です。

産後二カ月の20代女性で、発症から二日後です。

整形外科を受診しロキソニンを処方されるも効果なし。

日増しに痛みが増強し、当日は着替えも出来ず、「1ミリも動かせない」とお姉さんに連れられて来院。

当日の朝は、起き上がるのに右手で髪の毛を引っ張って頭を持ち上げたそうです。

そんな話もあったので、初回は座位のみで施術しました。

ちなみに頚部はノータッチ。

これはやっぱり仙腸関節の問題なんです。

動画でも仙腸関節への刺激で可動域が改善しているのが、はっきりと分かると思います。

このケースは2度の施術で一旦改善したのですが、実は一度ぶり返しています。

施術後に「なるべく歩いてね」と言ったら、調子良く二時間も歩き回ったらしく、その翌日に再発し慌てて来院(苦笑)。

限度があるよね(笑)。

それでも来院から1週間で改善し、終了となりました。

Youtubeで検索しても「寝違え」などはいくらでもヒットしますが、この手の重度の頚部痛の臨床動画は見当りません。

英語でも検索してみましたが、やはりヒットしません(ワードが悪いのかな?)。

昔この症状に悩まされて片っ端から対処法を聞いて回った時期があります。

しかし結局、「みんな苦手なんだな」という印象しか残りませんでした。

なのでこのタイプの頚部痛は、対処法の多いぎっくり腰や寝違えに比べて動画としての注目度は高いはず。

だからYoutubeを活用している同業者なら絶対アピールするはずだと思うんだけど。

検索しても出てこないってことは、やっぱりみんな苦手ってことかな?

まぁしかし、Youtubeにせっせと動画を投稿している施術家なんて基本たいしたことない連中だから(ブーメラン)、Youtubeの情報がすべて、なんて思っているわけではないけどね。

出来る人は出来るんですよ、きっと。

そして驚くような達人が、世の中にはいるんです(ネットの外に)。

でも、この頚部痛、これくらい出来たら「まぁ得意です」くらいのことは言っても差し支えないのではなかろうかと、控え目ながら思ったりもしていますが、ダメ?

コメント

  1. あね より:

    その節は大変お世話になりました。
    姉の方です。
    初日は『私はもう、長くないかもしれない』と、真剣な表情で言われて、どうしようかと思いましたが(その位痛かったようです(笑))、治療が終わった頃には顔色も良くなり笑顔になっていました。
    『吉岡先生最高!!』と、毎回報告電話を貰うほど感謝していました。
    本当にありがとうございました。

  2. 吉岡一貴 吉岡一貴 より:

    あねサマ
    コメントありがとうございます。
    ホント、今にも泣きそうな顔でした。
    モザイクなしだと「ちょっと見られたくない」と思うような表情だったかも?
    お姉さんが近くにいて良かったよね。
    またなにかありましたらご相談ください!

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