吉岡メソッド×肩の痛み

臨床動画も、まあまあ増えてきましたよ。

今回は肩関節痛の動画です。

患者さんは、たま~に来られる内科のドクターです。

モザイク越しですが、とても誠実な人柄が伝わりませんか?

いつも施術しながらいろいろと質問したりして、こちらが勉強させてもらっていたりもします。

症状としては、左肩関節の外転と伸展に運動制限と痛みがあり、伸展時の肘関節屈曲動作にも痛みを生じます。

受傷機転は特になく、ご本人もはっきりと覚えていないくらい前(少なくとも数か月前)から痛みは感じていたそうです。

もう慢性化している状態ですね。

外転と首の痛みに関しては割とスムーズに取れたのですが、伸展と肘屈曲時の痛みがすっきりといかず、必要以上に粘ってしまいました。

取れそうで取れないんです。

見た目もうちょっとで取れそうなUFOキャッチャーに、むきになってお金をつぎ込んで結局取れなかった、みたいな感じ?(経験者)

そんな取れそうで取れない症状が少し残ったので、施術直後は「いまいちだな」と思っていましたが、あらためて動画をみてみると「まぁそれほど悪くないか」という感じでしたし、なによりも面白かったのは、症状自体は座位矯正の時点でほとんど変化し尽くしていた、というところです。

実際には前半と後半の間に「臥位」での施術があって(CSFの循環を促すなど、全身的なコンディションの向上を目的としたもの)、最後にもう一度最終的な調整を行うのですが、最初のたった数分の施術以上には、症状に明らかな改善はみられませんでした。

もちろんこれは結果論で、最後の一押しできれいに解消されるケースもあるのですが、今回は「徒労」に終わっています。

まぁつまり何が言いたいのかというと、要するに「座位矯正(吉岡メソッド)って、それなりにすごいでしょ」ということが、この動画で改めて分かっちゃったな、ということ(笑)。

全身的なコンディションなどにこだわらず、症状の変化のみを追いかけるのであれば、それだけでも十分? なのかもね。

しかし、多少症状が戻ってしまうだろうことを想定すると、やはり全身的なコンディションというものは無視できません。

やっぱり理想は、「ほっといても治る身体」ですよね。

ヒトには本来その力があるはずですからね。

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