H30年12月2日開催
定員まで残り5名です。お申し込みはお早めに!
急性腰痛です。
ぎっくり腰という感じでもなく、当日の朝に痛みだし、特に座位がきつい、ということで来院されました。
前日に仕事でお芋掘りがあって、慣れないスコップ作業が負担となったようです。
普段はそれほど腰痛があるわけではないそうで、こうした症状も人生初だそうです。
今回は典型的な仙腸関節性の腰痛でした。
同一作業の継続によって左右差が強調されたことによる靭帯の伸長によるものだと思います。
この患者さんには顎関節症の既往があり、その際も仙腸関節の問題が大きく絡んでいました。
その後顎関節症の再発もなく、今回8年ぶりの来院となりました。
仙腸関節の不安定性は強く、関節周囲に浮腫も見受けられました。
そのような点から、症状はなくとも、この不安定性はやや慢性化した問題と考えられます。
スコップ作業はきっかけに過ぎず、腰痛自体はいつ発症しても不思議ではなかったのではないかと推測します。
初検時に痛みは大きく改善していますが、調整は何度か繰り返したほうが良いタイプです。
お仕事は保育関係ですが、管理職でデスクワークが多いそうです。
骨盤の問題は、じっとしているのが一番のリスク。
動いている方が改善も早いんですよね。
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