ゴルフ肘(内側上顆炎)の症例です。
その昔勤務していた整形外科には上顆炎の患者さんが大勢いらしていて、当時は患部にせっせとマッサージなどしていたものです。
その後手技を学びだし、やはり患部やその周辺のモビリゼーションなど行ったりしていました。
その当時、私の上顆炎に対する印象は「厄介」の一言でした。
順調に改善するということはまずなくて、ずーっと横ばい状態が続き、ある時からなんとなく良くなってきて、なんとなく改善していくというパターンが多く、治療ごとに良くなっていった、なんていうケースは記憶にありません。
そういう印象の方、多いと思います。
このイメージは仙腸関節に対する見方が変わった直後にもあまり変化なく、やはり「厄介」なままでした。
そんな厄介な肘の症状も、脊柱に対するアプローチを見直してからというもの、意外とあっさり改善できるようになってきました。
ここ数年の話です。
とはいえ、その脊柱は仙腸関節の影響を強く受けていますから、やはり「仙腸関節+脊柱」という組み合わせは、外すことができないわけです。
まぁそんなこんなで、内側でも外側でも、ワンパターンな方法で対応できるようになりました(笑)。
コメント