仙腸関節塾第三期 in東京 第四期 in 山梨 参加者募集中
先日は私の中の基準として、3回という施術回数について書きました。
今回は「改善率」について、私の中の基準を書いてみようと思います。
症状の改善具合は術者患者双方がその場で確認できますし、それに満足されているかどうかは、よほどそこから目をそむけない限り、施術者にはダイレクトに伝わります。
来る日も来る日も全員が満足、、、どれほどバラ色な日々でしょうか(笑)。
さて、患者の満足度は、症状の改善に100%依存しているわけではありません。
なので、改善率というのは少し大げさな表現かもしれません。
しかし改善の無い満足などありませんから、やはりここは改善率ということにしておきます。
中にはこういうことにあまり執着しない施術者もいるかもしれませんが、私は昔から敏感です。
少し気にし過ぎではないかとさえ思いますが、性格なので仕方ありません。
そして、やはりこれも3回目くらいでジャッジするのが妥当かな、と考えます。
初回の施術後に「とても楽になった」と喜んでいたとしても、油断はできないのです。
浮かれていたら足元をすくわれた、なんてこと、これまで何度も経験済みだからです。
取り敢えず3回くらい良い感触が続けば、ひとまず安心できます(もちろん良くも悪くも1回で終わってしまった、なんてこともあるわけですけど)。
10名が10名満足してお帰りになる、これが理想です。
9名が満足していても、1名上手くいかなければ、私はおおいに凹みます。
もしこれが半々で、しかも毎日だとしたら、たぶん辛くてこの仕事を続けられません。
我が家の生活の半分は誰かの「空費」の上に成り立つという、大変心苦しいものになるからです。
それが7割でも、かなり厳しいと思います。
そんな日ももちろんありますが、かなりブルー(自己嫌悪、自己否定)です。
現実的には、8割以上がなんとか許容できるラインでしょうか?
この8割という基準が厳しいのか緩いのか、私には分かりません。
しかし、このラインを下回りたくありません。
不可能だと分かってはいても、10割を目指すのがプロです。
そして看板を掲げ、お金を戴く以上、治ることは自慢でもなんでもなく、「治って当たり前」だと私は考えています。
でもそれが完全な10割になることは、おそらくない。
だから思い上がることなく、一生精進が続けられる、と考えれば、そこにこそ大きな意味があるのだと思えます。
ヒトの身体は一筋縄には行きません。
故にこの道は、終わりのない、学びと成長の道なのです。
もっと楽に儲かる仕事、どっかにないっすか?
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