仙腸関節塾第三期 in 山梨 10月9日から開催 参加者募集中
軸をさらに意識するようになって、骨盤の動きの見え方も変化しました。
これだけ長いこと骨盤を観察し続けているのに、まだ新しい発見があるものだなぁと、あらためて骨盤の奥深さに感心しています。
面白いもので、新たな発見があったといっても、これまでの理論が大きく変わるわけではありません。
むしろ、それは強化されていきます。
そして、やや不明瞭だった部分が、より鮮明になっていきます。
今回気付いたのは、骨盤の「ふいご」のような動きです。
これはおそらく「肚呼吸」や「丹田」といった概念ともつながります。
そうしたおぼろげな概念を、より鮮明な、より具体的な「運動」として認識できるようになりました。
いわゆるカイロやオステでいう「第一次呼吸」「脳脊髄液の循環」に関わる動きですが、その捉え方がこれまでとは大きく変わりました。
いつもながら手前味噌ですが(笑)、これまで考えられてきた動きより、私の理解の方が正しいと思います。
これで論文書けそうです(笑)。
安静時の骨盤は、要するに「ふいご」なんです。
これで体内を煽って循環を促進しているわけです。
とてもよくできています。
そしてこのふいごの作用が弱っている人ほど、自律的な活動性が低下しています。
しかしこのふいご運動は、これまで考えられてきた(私も無意識に受け入れてきた)仙骨の屈曲伸展とは別物です。
先哲が肚呼吸、丹田などを重視していた意味を実感できますし、やはり気と脳脊髄液とはリンクしているように思えてなりません(肺呼吸とはあまり関係なさそうです)。
そしてこれらを統合しているのが仙腸関節であり、それを矛盾なく説明するには軸の理解が不可欠で、さらにそれは、これまでの理論では一元化できそうにありません。
ますます、私は私の理論に自信をつけてしまうのです(笑)。
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