肚呼吸-丹田-ふいご

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軸をさらに意識するようになって、骨盤の動きの見え方も変化しました。

これだけ長いこと骨盤を観察し続けているのに、まだ新しい発見があるものだなぁと、あらためて骨盤の奥深さに感心しています。

面白いもので、新たな発見があったといっても、これまでの理論が大きく変わるわけではありません。

むしろ、それは強化されていきます。

そして、やや不明瞭だった部分が、より鮮明になっていきます。

今回気付いたのは、骨盤の「ふいご」のような動きです。

これはおそらく「肚呼吸」や「丹田」といった概念ともつながります。

そうしたおぼろげな概念を、より鮮明な、より具体的な「運動」として認識できるようになりました。

いわゆるカイロやオステでいう「第一次呼吸」「脳脊髄液の循環」に関わる動きですが、その捉え方がこれまでとは大きく変わりました。

いつもながら手前味噌ですが(笑)、これまで考えられてきた動きより、私の理解の方が正しいと思います。

これで論文書けそうです(笑)。

安静時の骨盤は、要するに「ふいご」なんです。

これで体内を煽って循環を促進しているわけです。

とてもよくできています。

そしてこのふいごの作用が弱っている人ほど、自律的な活動性が低下しています。

しかしこのふいご運動は、これまで考えられてきた(私も無意識に受け入れてきた)仙骨の屈曲伸展とは別物です。

先哲が肚呼吸、丹田などを重視していた意味を実感できますし、やはり気と脳脊髄液とはリンクしているように思えてなりません(肺呼吸とはあまり関係なさそうです)。

そしてこれらを統合しているのが仙腸関節であり、それを矛盾なく説明するには軸の理解が不可欠で、さらにそれは、これまでの理論では一元化できそうにありません。

ますます、私は私の理論に自信をつけてしまうのです(笑)。

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