タイヤとロアアームのブーツ交換。メンテのこと。

今年は雨が多くて、寒さもここ数年になく訪れが早いような気がするので、なんとなく雪が多そうな予感がします。

スタッドレスタイヤへの交換は出来るだけ先延ばしにしたいのですが、そんなこともあって、今年は早めに交換することにしました。

生活環境にもよりますが、うちの場合はスタッドレスが活躍することなど一冬でせいぜい2~3回くらいですけど、そのために毎年交換しなければならないのはちょっとバカバカしい気もします。

まぁしょうがないんだけど。

さて、今年はスタッドレスへの交換に合わせてやっておきたいことがありました。

それはロアアームのブーツ交換。

前々からゴムが劣化してひび割れしていることは分かっていたのですが、まだ大丈夫、グリス漏れてないからもうちょっと大丈夫、とみて見ぬふりをしていた部分です。

しかしもうそろそろ限界かと、今回交換することにしました。

車には多くのゴム製品が使用されていて、時間の経過とともに劣化していきます。

以前ジムニーのタイロットエンドブーツの交換はしたことがあったのですが、今回はD:5のロアアームのブーツです。

簡単にできるだろうと高をくくっていたのですが、意外と手間取って、ほとんど一日仕事になってしまいました(笑)。

まずはジャッキアップしてウマにかけて

交換するのはこのブーツ↓ さすがに限界ですね。

前側の支点のボルトを外します。

次にボールジョイントの上部のボルトを外してロアアームを抜きます。

簡単に抜けると思っていたらなかなか外れなくて、ガタガタ動かしていたらドライブシャフトが抜けてしまってデフオイルが少し漏れました(笑)。

そして古いブーツを外すのですが、これが大変。

しっかりと固着していて、尚且つゴムが完全に劣化して金属部分と融合?していたので、きれいにはがせませんでした。

ここまででかなりの時間を消費(途中二時間ほど別件で放置)。

なんとかはがせるだけはがしました。

新しいブーツとジョイント部にグリスを充填して

装着!(作業中は手が油まみれで写真があまり撮れず、これは反対側の画像です)

実はこのブーツの装着が一番大変で、片側だけで一時間くらい格闘していました。

最終的にはプライヤーで挟んで圧入したのですが、本当はロアアームを完全に外して作業したほうが楽だったかも。

右側で苦労した甲斐があってか、左は作業もスムーズで、30分くらいで終了。

途中若干へこたれそうになりながら、なんとか交換しました。

さて、車の整備には安全がかかっていますから、私は決してこうした作業を皆様にお薦めしているわけでも自分の趣味をひけらかしたいわけでもありません。

基本的には好きでやっているだけで、ブログは単にその記録です。

しかしこうした作業をすることでしか分からないこともたくさんあって、その辺のニュアンスくらいはお伝えできるかなぁとは思ってます。

例えば普段見えないところを見ることで、「あぁ、こうやって車って劣化していくんだなぁ」ということがよく分かったりします。

見なければ良かった、と思う部分を見つけてしまったりもします。

こうした作業を通じて、中古車を購入する際の注意点や業者の質、修理の際の整備士の腕など、見えてくるものがあります。

中にはおそらく、こういう作業はプロに任せるべきで、自分でやるのは「いいかげんな人」、と思われる方もいるかもしれません。

しかし、それは違うと私は思います。

知れば知るほど、慎重になるものです。

そしてその反対に、いいかげんになれたりもします。

知らないから不要に慎重になりすぎたりいいかげんになってしまうことの方が多いように私は思います。

なので必要なのは「いいかげん」ではなくて、「良い加減」ですね。

車に限らず機械なんて、メンテをしていても壊れる時には壊れるものです。

しかしメンテを怠れば、もっと簡単に壊れます。

知ることで、それを防ぐこともできます。

メンテから学べることは多いんですよ。

ヒトも車もね。

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