H30年7月15,16日開催( 定員まで 残り5名)
先日の仙腸関節塾2days(東京)に参加された受講者さんから、感想文を頂きました。
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河尻様(理学療法士 山口県)
先日は2日間の講義と実技のご指導、ありがとうございました。
おかげさまで効果がでております!!
薬指の指先の痛みとしびれがある患者さんの症状がとれたり、一年以上肩の拘縮がひどい患者の可動域が大きく改善したりしました。
思った以上に仙腸関節が関係している患者が多いのには驚いています(もちろん脊柱の手技も使っています)。
以前から仙腸関節塾にはすごく興味がありましたが、思い切って受講して大正解でした。
たったの2日間しか受講していないのに仙腸関節の見かたが変わりました。
吉岡先生が長年にわたり研究されてこられた内容を惜しげもなく教えてただいたことに感謝しています。
5月に入っておかげさまで仕事が楽しいです!
本当にありがとうございました。
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仙腸関節塾受講者の声
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こちらこそ、うれしいご報告付の感想文、ありがとうございました!
河尻さんは医療機関勤務の理学療法士さんで、今回の2daysには一番乗りで手を挙げてくれた有難い方です。
遠く山口県からわざわざ参加していただき、私の方こそ感謝しています。
「5月に入っておかげさまで仕事が楽しいです!」とのこと、何よりです。
しかし、ということは、これまでは楽しくなかった、ということでしょうか?(笑)
楽しくない仕事は、ただの「苦役」です(笑)。
かくいう私はどうかというと、それは上手くいけば楽しいし、上手くいかない時には全然まったく楽しくありません。
上手くいく割合が大きくなるにつれ、上手くいかない時の落胆もまた大きくなっているような気さえします。
なので、いまだに辛い時が多々あるのです。
この業界、そういう意味では楽しいばかりの施術者など、おそらくどこにもいないはずだと私は信じて疑いません(笑)。
上手く行く行かないという基準とは別に、この仕事の「楽しさ」は、施術に対する「主体性」の有無に関わっているのではないかと私には思えます。
例えば職場の方針や上司からの指示にただ従うだけの仕事、または患者さんから症状を聞き、その情報だけを元に患部周辺への通り一遍の施術、あるいは誰かが作成したマニュアル通りの対処、こうした仕事は、結果如何に関わらず楽しいとは感じられないだろうと個人的には思います。
そういう仕事は別に、「私」でなくてもいいわけです。
目の前の「患者」に対して「私」だから出来る事、それが主体性であり、仕事の楽しさなのではないでしょうか。
ここでいう主体性とはつまり、施術者目線の判断が出来るかどうか、だと思います。
その訴える症状を踏まえた、あるいはその症状とは無関係に、何をすべきかが分かる、これが主体性です。
仙腸関節塾では、仙腸関節論だけではなく、患部の動きやその他の動作を骨盤や脊柱の動きなどと関連付けて観るためのヒントも伝えています。
誰が見てもそうだと分かる単純な分析から仙腸関節や脊柱を探っていきますから、問題が「見える」ようになります。
それはこれまで見えなかったものであり、この理論を知らない人には見えないものです。
その問題点さえ見つかれば、後はそれを改善してみるだけ。
これは誰かの指示としてやらされるのでも仕事として仕方なくやるのでもなく、すべて「私」の主体的な判断に基づく行為です。
そうした主体性がきっと、「楽しい」に繋がるのだと思っています。
河尻さんも、おそらくそんなところに楽しさを感じているのではなかろうかと、私は勝手に推測しています。
違ったらゴメンナサイね(笑)。
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