歩くモアイ

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モアイは歩いて移動した!?

目隠しをされて!(笑)

 

しかしこのモアイの歩く様子、いろんなところに仙腸関節との類似点が隠れています。

ここでもっとも注目すべきは、このゴキゲンなBGM、ではなくて、接地面の動き。

回転運動です。

並進運動でこの移動は不可能。

仮に可能だとしても、この人数でモアイを倒さずに動かすのは相当困難でしょう。

回転を伴う運動であるからこそ、少人数でこれだけ巨大な石像を動かすことができるのだと思います。

仙腸関節の動きも、基本的にはこれと同じはず。

最小のエネルギーで、効率よく。

 

顔が重心よりも前方に位置しているところも、ヒトの仙骨底の前傾や腰椎の前彎と重ねてみることができます。

この位置関係によって、その質量そのものを前方への推進力に活用できる。

ヒトも一緒。

歩行とは、基本的に荷重の移動である、ということがよく分かりますね。

 

ロープを左右交互に牽引することによって、モアイが前方へと倒れようとする位置エネルギーが推進力に転換されます。

このロープが左右均等に牽引されてしまうと、モアイは動けません(または前方にバタンと倒れる)。

骨盤の場合、私の仮説では、一側の大殿筋などの収縮は仙腸関節を起き上がらせる方向に作用(前方への推進力に寄与)しますが、両側同時収縮では仙腸関節は中間位にとどまり、動きません(荷重状態の場合)。

この動画、それを説明する際のとても良い教材となりそうです(笑)。

 

その他、モアイ像の底面がおそらく凸状であるところも、これを関節面と見なせば、仙腸関節は凸状を呈する寛骨側が動きをコントロールしているという私の仮説とも符合します。

なんだか見れば見るほど、仙腸関節にしか見えない(笑)。

と、モアイの歩く姿から仙腸関節の機能を連想してしまうのは、世界広しといえども私だけだと思うのだ(ここまで来るとやや病的?)。

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