仙腸関節矯正によって高い確率で変化する症状として代表的なものを上げると、腰痛(急性、慢性問わず)、頚部痛(急性、慢性問わず。むち打ちには特に有効)、背部痛(肩甲骨間の痛みなど)、下肢痛(坐骨神経痛、足根部の着床時痛、股関節膝関節痛など)、O脚、顎関節症、上肢痛(胸郭出口症候群(肋椎関節)、手関節など)、肩こり、尾骨痛と、多岐にわたる。
もちろん他の手法によっても同様の改善は得られるだろうし、仙腸関節矯正とて100%有効というわけではない。
そして、例えば全く同じ症状に対して、仙腸関節の矯正と同等かそれ以上の効果を示すアプローチもあるに決まっている。
だから、これら改善しうる症状に対して、「すべて仙腸関節が問題の原因である」などとのたまってはいけない(もし(ないと思うけど)、どこかにそんな書き込みがあったらゴメンなさいね。いまここに、謹んで訂正いたしますぅ)。
本当の原因など、そう簡単に特定できるものではない。
ゆえに改善するとはいっても、仙腸関節はそれぞれの症状に対して、なにがしかの関与と作用がある、というだけのことである。
ちょっと改善したからといって、のぼせあがっちゃあいけないのである。
繰り返しになるが、これらの症状に対して、それぞれ他にも効果的なマニュアルはあるのだと思う。
しかし、考えてみてほしい。
頭頸部から手足の先までの広範囲にわたり、その一点のみで症状を変化させうる部位など、仙腸関節以外にはないのである。
そんな不思議でオールマイティーな矯正ポイントは、これから先も見つからないだろう。
そこにロマンを感じない人間などいるであろうか?(それはいっぱいいるかもね…。)
とにかくあたしは、そんなところにもめっちゃロマンを感じちゃうのである。
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