久しぶりの本の紹介です。
今日は「世界は『ゆらぎ』でできている -宇宙、素粒子、人体の本質-」(吉田たかよし著 光文社新書)の紹介です。
ジュンク堂に行って「ゆらぎ」で検索をかけたら一番上に出てきたので、買ってみました。まだ出版されたばかりの本でした。
科学系の本は新しいほど最新情報ですから(当たり前か)、こういう出会いはかなりラッキー。
タイトル通り、全編を通じてゆらぎの話です。
量子力学、素粒子、宇宙の成り立ちから始まり、身体、ココロのゆらぎへと話はつながっていきます。
物理学から心理学まで、なんという幅広さ! この振幅の大きさも、やはりゆらぎ。
しかし一口にゆらぎと言っても、全く同じものではありません。
しかし、どこかでつながってるのかなぁ、と考えながら読むのが、また面白い。
これはその「ゆらいでいる」という事象のなせるものなのか、それとも「ゆらぎ」という定義の曖昧な言葉の力なのか?
最後の心理的なゆらぎ(悲観的とか楽観的とか)の解釈は面白かった。
悲観的になることは生存上必要なのだそうで、通常楽観的な時間と悲観的な時間の割合は3:1くらいがいいそうです。
常に楽観的、というのも考え物のようですが、そのあたり、僕は心配いらないな。
素粒子のゆらぎとココロのゆらぎ、そして仙腸関節のゆらぎがすべて一つに繋がっているかどうかは知らないけど、とにかく物事にはゆらいでいるという事実があって、それが非常に重要な役割を担っているという点については間違いなさそうです。
きっとカイロの不思議を紐解く際には、このゆらぎが重要なキーワードになるに違いない。
とても分かりやすく書かれているので、みなさんも是非お読みください。
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