パラドックス13と隠し剣孤影抄

次回の学会発表のために「検定(統計学)」の勉強をしなければと思いつつ、なかなか参考書に手が出せずにいます。最近はすっかり読書量も落ち、調べ物はもっぱらネットになってしまいました。でもやっぱり印刷された書物の方が好きですけどね。

さて、高校2年になり、反抗期らしきものもとりあえず落ち着いてしまい、最近家ではすっかり寡黙になった長男が突然「これ面白いから読んでみ」と本を差し出してきたので、素直に読んでみました(笑)。

その本は「パラドックス13」(東野圭吾 講談社文庫)

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東野圭吾さんの作品は読みやすいので何冊か読んでいますが、これも面白かったです。

まあネタバレになるといけないので内容には触れませんが、予想していたような終わり方ではなく、すっかり騙されてしまったところがまた面白かった。伏線らしきものがあるのですが、それが実は、みたいな・・・(それを書いてしまうと読む楽しみがなくなってしまうよね)。

長男は寡黙になったとはいってもまだそれなりに会話には付き合ってくれるのですが、こういう共通の話題があるとそれも盛り上がるので、たまにはいいもんですな。今度面白い本を見つけたら教えてやろう。テスト前に(笑)。

ちなみにこれまで読んだ東野作品で一番好きなのは「秘密」かな。あれは切なかった。

さてもう一冊は、大好きな藤沢周平さん。

藤沢周平はまだ20代前半の頃、かわいがって頂いた当時勤務していた整形外科の院長に勧められて「用心棒シリーズ」を読んでからすっかりはまってしまったのでした。

用心棒シリーズはとてもお勧めですが、ぼくが好きなのはなんといっても短編集「隠し剣孤影抄」(藤沢周平 文春文庫)の中の「女人剣さざ波」なのです。

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昨日中学生剣士のF君が施術に来た時に付き添いのお母さんも一緒にそんな話をして(題名に爆笑されたのですが)、お母さんにお貸ししようとして探したが見つからず、どうしても読みたくなって今日ようやく棚の上から発見したのです。

で、しばらくぶりに読んでみたのですが、やはりいい。泣ける。

最後の3ページがたまらないんだよね。

次回来られた時にお貸ししよう。無理やり(笑)。

この二冊、どちらもおすすめですよ。

あ、早く検定の勉強しなくては。

何かお勧めの参考書、知りませんか?

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