7月3日開講!
参加者募集中です。
仙腸関節塾の第3期は来週で終了です。
受講者のみなさん、前回の座位矯正法、使っていますか?
来週は臨床での結果を聞くのを楽しみにしています。
さて、最後ですので、一つ宿題でも出しておこうと思います。
先日、立位での股関節屈曲時に股関節前面に痛みが出る、という方がみえました。
その方は右利きで、右が患側です。
これは特別珍しい症状ではありませんね。
では、ここで質問です。
この立位股関節屈曲時に遊脚側に疼痛が出現するケースにおいて、問題となる可能性のあるものを上げなさい。
と、こう聞かれた場合、いくつ思いつきますか?
3つ4つはすぐに思い浮かびますか?
これは多ければ多いほど、改善の確立は高まりますね。
しかし私は、ただ多ければ良いとは思いません。
いつも言いますが、私はマニュアルをたくさん知っていることに大した価値を感じません。
大事なのは、繋がりを持ってみられるかどうか、だと思います。
私は長年仙腸関節という木を見続けたことで、身体という森がみえるようになりました。
その繋がりで、このケースでもいくつも可能性が思い浮かびます。
すべて論理的な整合性を持って説明できます。
つまり、まったく別の離れた部位でも、自信を持ってトライすることが出来るということです。
ちなみに今回は、左の股関節へのアプローチで症状は大きく軽減しました(何をしたかは次回の講義でお話しします)。
私はマニュアルを批判しますが、これを伝えることで、受講者のマニュアルは増えるのかもしれません。
しかしそれ以上に、考える幅と視野が広がるはずだと確信します。
私は仙腸関節論を伝えることで、私のコピーを作りたいとは思っていません。
そんなものには何の価値もありません。
各自が、私の理論から何かを生み出してほしいのです。
そして、自立していってほしいのです。
迷った時に、新たなマニュアルを求めるのではなく、自分の頭で考えて欲しいのです。
そのヒントが、仙腸関節にはあります。
マニュアルを作るのは、人です。
いまある徒手療法のマニュアルも誰かが作り上げたものです。
そして考案者は、それを作るときには深く考えていたはずです。
私もいまだに考え続けています。
私の理論は、批判も含めて、考えるツールとして大いに活用して欲しいと願って講義をしています。
そして受講者全員が、自立した、考える人になってくれたら、何よりうれしく思います。
そうすれば、いくらでも可能性は広がります。
もしかすると、今後私が想像も出来ないような広がりを見せるかもしれません。
それを考えるとわくわくします。
あ、もちろんただのマニュアルとしても、他の骨盤矯正以上の価値はあるわけですけど(笑)。
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