仙腸関節塾第三期 in 山梨 10月9日から開催 参加者募集中
先日から「軸を通す」という新たな視点が加わり、試行錯誤が続いています。
いろいろと試している中で、考えは軸から中心点へと移行していて、それに伴い施術も変化しています。
といっても、傍から見ても何も変わっていないように見えると思いますけど(笑)。
それくらいの微妙な変化であっても、施術は大きく変わっていたりするのが、徒手療法の面白いところです。
まだ手応えがあったりなかったりで確信には至りませんが、方向性は間違っていないと思っています。
これまでも軸については考えていたつもりです。
事実私の仙腸関節論は「運動軸の再考」から始まりましたし、それを弓状線と規定した時から施術が一変しました。
仙腸関節以外も、腰椎などは軸に関する独自の解釈があり、他の人よりも軸についてはしっかり考えているつもりでした。
しかし今のような考えは、これまでありませんでした。
小さな革命が起こっています。
動くものには、必ず軸があります。
動く時には、軸以外が動きます。
軸がぶれてはいけません。
タイヤの軸がぶれていたら、まっすぐには走れません。
その軸を動かしてしまったら、動きはさらに悪化し、その影響は他にも及びます。
軸はぶれてはダメなのです。
これは全ての動きに当てはまります。
言葉にすれば当たり前のことですが、意外と出来ていなかったかもしれません。
いや、かもしれない、ではなく、むしろ軸を動かそうとしていたかもしれません。
いやいや、いまも軸を動かそうとはしています。
しかし、ぶれないように動かす、ぶれないところに動かす、そんな感じでしょうか?
そこから始めて、これまでとは違った視点で運動を捉えなおしています。
なんだか、面白い。
何事も、そう簡単には成し遂げられません。
仙腸関節の最初の論文は、着想から完成まで3年はかかっていて、20年近く経過した現在まで思索は続いています。
今後この「軸」や「中心点」という発想が、私の施術の中の「ぶれない軸」と成り得るかどうか。
とにかく、このまま「ぶれずに」進んでみよう。
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