カイロプラクティックは日本では正式な医療とは認められていないけれど、少なくとも僕は医療としてカイロプラクティックを行っている(それ以外のなんだというのか?)。穴吹先生もそれを認めているから、チームの一員として受け入れてくれているのだと思う。
そして、医療とは、病との戦いである。我々の場合、その敵は主に「痛み」ということになる。すなわち徒手空拳で病に立ち向かうのが、徒手療法家である。
たかが民間療法家がなにを鼻息の荒いことを、と思われるかもしれないけど、本心からそうに思っている。
戦いだから、勝つか負けるかしかない。そして本気で勝ちにいかなければ、勝つことはできない。常に真剣勝負である。
勝って当たり前(その時はただホッとするだけ)。負ければボロボロに打ちのめされて、うなだれるしかない。言い訳は無用。
負け越しなどもってのほか。最低でも勝ち越していなければプロではないし、できることなら8割くらいの勝率はキープしていたい。5割なら引退したくなると思う。半分も負けるのはつらすぎるから。
戦うために必要なのは、まずは敵(疾患)を知ること。本来の味方である人体を傷つけないために、基礎医学は欠かせない知識である。
自分自身の技には常に磨きをかけておかなければいけない。
他人と同じ技を使っていては、戦いに勝ち続けることはできない。
ニヤニヤヘラヘラ、都合のいいことばかり大々的にアピールし、敵をお客さんと勘違いしているような戦法(商法)は大っ嫌いである。
もはや商人ばかりになってしまっているけれども、治療家は、侍でなければいけない。
いまどきこんなことを真剣に考える私は、ちょっとおかしいのかい?
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