仙腸関節塾2days 第11期【in東京】12月22,23日開催 参加者募集中!
9月29日(日)に、神田にて仙腸関節塾復習会を行いました。
今回は第10期に参加された4名の参加者とともに、吉岡メソッドの実技的な復習を徹底的に行いました。
先日の講義では多少あいまいだった触診も4週間の間にずいぶん上達していて、皆さんの努力の跡がうかがえました(^^)。
また参加者同士の不調を指標として、仙腸関節や脊柱へのアプローチの確認をし、お互いにその効果のほどを十分実感されたことと思います。
さて今回、脊柱と下肢の柔軟性に関する質問に返答していた際に、受講者さんからある理論的な齟齬を指摘されまして、ハッとしたのです。
四肢と脊柱の連動性を利用したアプローチ(もちろんオリジナル)があるのですが、そこでは股関節と腰椎の関係について説明していて、講義で伝えていた内容と食い違っている部分が確かにありました。
理論は吉岡メソッドの支柱ですから、そこに矛盾や破綻があることに私は耐えられません。
その場でその齟齬を認め、頭の中をグルグル高速回転させながら修正を図りましたが、どうしても筋が通らない。
こうなると、もう落ち着かない(笑)。
しかし、こんなことは今まで何度もあったことです。
私自身が私の理論の矛盾点を探しながら、修正してきたのですから。
そしてそれでも理論の大筋が崩れることなくここまで積み上げてこられましたから、今回もきっと大筋を保ったままできれいにまとまるだろうとの確信が私の中にはありました。
しかしこういう場合、その齟齬が解消されるまでには時間が必要です。
たいがい数日考え続けて「あっ!」と気付くことが多いのです。
そして当然、それまでの間、とっても気持ち悪いのです、もやもやして(笑)。
しかしそれが今回はめずらしく、休憩時間中に答えが降りてきました。
神田の空から(笑)。
とてもすっきりとした答えでした。
まるで無理やり合わせて歪んでいたジグソーパズルの足りないピースが見つかって、ピタッと嵌まった、という感じ(笑)。
詳細は省きますが、脊柱と四肢の連動性が理論的につながったことで、そのまま硬膜の内圧変動に伴う屈曲伸展の動きとも整合性が取れて、全体像もより鮮明になりました。
今回の齟齬の原因は、基本的には言葉のチョイスの問題でした。
自分で選んだ言葉に私自身が捉われてしまっていたのです。
腰椎と胸椎で彎曲が逆になっているというところも、誤認につながっていたようです。
そして結果的にはやはり、筋も通ってきれいにまとまりました(すっきりと)。
科学的にはまったく証明できていない私の理論ですが、いや証明できていないからこそ、せめて論理的な破綻がないようにはしたいものです。
そのためには、どんな小さな綻びもそのままにしておきたくはありません。
そしてこれまでは、それを修正するたびに、理論的には発展してきました。
なので私にとってそうした指摘は、むしろありがたいことなのです。
まだどこかに綻びはあると思いますので、変だな、というところはどんどんご指摘ください。
積極的な批判、お待ちしております(笑)。
今回はわりと大事な綻びに気付かせてもらえましたから、私にとっても良い学びの機会となりました。
と、そんなわけで、受講者にとっても講師にとっても、復習会って大事だね(笑)。
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