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ジムニーに初心者マークがつきました。
長男がつい先日運転免許を取得して、ジムニーに乗ることになったのです。
チャイルドシートに乗っていた息子も、ついに自分で運転する日が来てしまいました。
昔は二人でよく出かけたなぁ(遠い目)。
少し癖のある車なので、練習のためいまは位置関係が逆転し、私が助手席です(笑)。
まぁ後は慣れるしかないので、出来るだけ運転することですね。
さてジムニー、前々からサイドブレーキの引きしろが大きくて、かなり頑張って引かないと効きも悪くて気になっていたのですが、長男が乗るからにはその辺はちゃんとしないといけませんから、ブレーキシューの点検も兼ねて調整することにしました。
まずは車をウマにかけタイヤを外してから、ブレーキドラムを取り外します。
ドラムの固着&相当な汚れを予想していたのですが、さにあらず。
ドラムは割と簡単に外れ、中も意外ときれいで心配していたシリンダーからのオイル漏れもなく、シューの残量も十分でした。
それでもブレーキダストで多少汚れがありましたから、それをきれいにして、サイドブレーキの調整に取り掛かります。
本来は自動で調整される仕組みになっているようですが、機能していないんじゃないかな?
調整は左右のブレーキシューの幅を制御しているアジャスター(赤丸の中)の位置を少し外側に広げて、ドラムとのクリアランスを小さくしてあげるだけ。
ここで決められた位置がブレーキがフリーの時のシューの位置になりますから、これがドラムに近いほどブレーキの効きは良くなります(自転車のブレーキシューとホイールの隙間と同じ話です)。
また広げ過ぎるとシューとドラムが常に接触し、タイヤの回転抵抗が大きくなったり熱の発生にも繋がるため危険です。
通常2~3ノッチの調整で済むようですが、うちの場合はもう少し大きな移動が必要でした。
広げ具合は、ブレーキドラムがギリギリ入るくらいがちょうど良さそうです。
ブレーキドラムを元に戻してから、サイドブレーキを引いて引き代と効き具合を確認し、調整は終了。
くれぐれもドラムを取り付ける前にうっかりサイドブレーキを引かないように!
せっかく調整したアジャスターが思いっきり外側に移動する上に、さらにテンションを保っているバネが目一杯伸ばされるので手ではビクともしないほど固く固定されてしまってどうしようもなくなってしまいます(経験者談)。
そんなトラブルもバネを外してなんとか解決し、リアブレーキの調整も無事終わり。
ついでにブレーキフルードも交換しておきました。
ここは一人では厳しかったので、三男にお手伝いしてもらいました(ブレーキを踏んでもらいました)。
これでブレーキの点検は終了。
その後入念にブレーキのテストをして、不具合がないことを確認。
随分効きが良くなりましたよ。
長男はどう考えても無茶な運転をするようなタイプではありませんが、これでひとまず安心です。
車の運転は、何はなくとも安全が第一。
そのためには、まずはしっかり止まれるということが大前提です。
それなら重要なブレーキなんてプロに頼めよ、というツッコミが聞こえてきそうです。
もちろん私も出来ることと出来ないことの境目くらいはわきまえているつもりです。
今回も点検してみてあまりひどい状態なら、プロにお願いするつもりでした。
しかし何でもかんでも他人任せ、というのも少し違うように思えます。
自分自身で判断できるある程度の知識がないと、異常にも気付けなかったりします。
それが意外と怖い。
これは車の運転に限らず、私たちの仕事にも通じます。
来月の徒手医学会の学術大会で、私は禁忌症講座を担当します。
患者さんを守るためには、自分でしっかりとブレーキを掛けられる、そんな安全運転に繋がる内容になるようにと考えています。
あ、なんだかうまく纏まった(笑)。
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