我が家の駐車場には、今、二台のジムニーが並んでいます。
もともとの愛車は奥のもの。手前は新入り。 なぜ二台あるのか? それは買ったから(笑)。
我が愛車はエンジンの調子は良いのですが、どうもアイドリング時の回転数が高値安定型。そのために音も大きい、ていうかうるさい。これがターボ車にとって悪い燃費をさらに悪くさせているのではないかと気になっていたのです。
原因をいろいろと調べると、どうやらISCバルブ(アイドリングを調整している弁)のバネが効いていないらしいので、早速分解をして修理。で、その際にパーツの爪を欠いてしまったのでした(まったく直してんだか壊してんだか)。しかたなく針金で処置。
こんな風に。
若干エア漏れがあるような気もするので、どこかに中古パーツはないだろうかと探していたところ、廃車寸前のJA11(AT車)があるとの情報をキャッチ。そこでISCVを売ってほしいと交渉したところ、無事成立。買いに行ったのです。
ところが、ISCVがない! 車屋さんも詳しい方ではなく、よく分からない。後で知ったのですが、ATのISCVはMTとは形式が違うのね。
結局バルブは手に入らなかったのですが、そこに置いてあった車両をじろじろ見ていたら、なんということでしょう、ボディにサビがない!
通常、JA11はサビだらけ。↓
これは我が愛車の補修前のボディですが、このように、中にいながら地面の様子が窺える風通し抜群のおちゃめな仕様になっております。
どのJA11もフロアーなどサビでボコボコで、ところどころ腐食して穴があるのが当たり前だと思っていたのに、これにはそれがなかった!
そうなると当然、このボディ ・・・・・・欲しい、となるよね。 そんなわけで、ISCVを買いに行って、結局それは手に入らなかったけれども、そのボディが欲しいあまり、その車両を丸ごと買ってしまったのでした(大人買い)。(ISCVは、仕方ないのでスズキに注文しました。)
そんなの買ってきてどーするの?というと、今の車両のボディと買ってきた車両のボディとを入れ替えるのです!これはジムニーだからできる芸当。
で、今は解体と、凹みと多少あるサビの補修などの真っ最中。ちなみに、板金は難しいけど面白い!
ボディ以外にも使えるものがたくさんあるので、無駄がない!これもジムニーならでは。タービンとかエンジンとか、とっておけばいつか役に立つ時も来るだろう(残念ながら期待していたエキマニは再利用不可・・・)。
そして必要ないものは、必要な人に活用してもらえばよい(ヤフオクとかで。結構売れる)。ジムニー好きにとっては、動かない車もゴミではないのです。これもジムニーの良いところ。
ある程度補修が終わったら、最終的には全塗装をしてニューボディとして完成させるのです。
完成まで、どれだけ時間がかかるかなんてことは知りません。そもそもうまくいくかもわかりません。細かいことを考える前に、買ってしまい、バラし始めてしまったのです(笑)。
僕のところにコレが回ってきたということは、神様からの贈り物なんですね。この車にずーっと乗り続けることができるようにと。
エコカーもいいけれども、作るのに膨大なエネルギーや資源を使うんだから、古いものを捨てずに使い続けるというのもエコだよねぇ。
どうせエネルギーを使うんだったら、やっぱり人力が一番。再生可能だし、余っていたり無駄に消費したりしていることも多いしね。
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