H30年7月15,16日開催( 定員まで 残り4名)
よしおかカイロプラクティック研究所は一応整骨院として登録してありますから、交通事故の対応が制度上は可能です。
といっても積極的に受け入れているわけではありませんので、事故の患者さんは年にせいぜい一人か二人ですが。
保険がメインの整骨院であれば交通事故は通常以上の収入源ともなりますが、うちのような自費院では請求箇所が一部位だと料金的にはむしろマイナスだったりします。
施術証明書も明細書も手書きの私にとっては事務的な手間も増えますから、正直ちょっと面倒でもあります。
しかし被害を受けた患者さんからすれば、望む施術を受けるのは当然の権利です。
整骨院登録していなかった時には保険会社から断られることも多かったので、滅多に来ない事故にも対応できるよう、移転を機に保健所への登録を済ませました。
もちろん患者さんのためです。
しかし最近、整骨院での事故の取り扱い、かなり厳しくなっているようですね。
先日いらした方は月初に玉突きの追突事故(過失割合10:0)に遭って、整形外科に通院しています。
「改善が見られない」とのことで、予約を受けました。
通常は施術後、保険会社に連絡を入れ、事故での取り扱いの承諾を得るという流れですが、今回は保険会社の方から事前に「整骨院での施術は認められません」「治療は整形外科のみ認めます」との「宣告」をされたのだそうです。
なんだかね。
被害者に治療を選ぶ権利は無いみたいです。
まぁこうなるにはそれなりの経緯があるのでしょうけど。
その患者さんは、「それでも」ということで、自腹で施術に来られます。
「治したいから、保険は使えなくてもいい」と。
私はいつもと変わらぬ施術をするだけですが、やはりちょっと気の毒です。
これでは整骨院登録する前と状況は変わっていません。
大事な車をダメにされ、身体にも傷を負わされ、精神的にも大きなダメージを負うのが事故です。
それを癒すための補償が通院回数(=慰謝料)にあることを私は否定しません。
むしろそれくらいしか気持ちを収める手段はないとさえ思っています。
なので患者さんは、整形外科と並行してうちにも通院することになります。
被害者なのに、自費で。
事故による時間的、金銭的な負担は増すことになります。
そんなことをしていると、ますますこじれるだけのような気もしますけど・・・。
いったい誰のための保険なんだろう?
そしてこうなったのは誰のせいなんだろう??
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