今週末は仙腸関節塾(第3期)の第2回目、来週末は北陸でセミナー(北陸徒手療法研究会)と、講師活動が続きます。
北陸でのセミナーは昨年に引き続き2回目。
今年は先方からのリクエストで「頸部上肢の臨床」をテーマに講義を行います。
私の講義は、ほとんどが座学です。
今回は臨床系のセミナーですが、やっぱり座学がメインです。
徒手療法のセミナーとしては異質だと思いますが、それが私のセミナーの特徴であり、オリジナルだからこそ出来ることでもあると自負しています。
語弊があるかもしれませんが、実技はあまり重要ではないと思っているのです。
私が大事にしているのは理論です。
しかし「臨床的」で「翌日から使える内容」を意識しています。
これは矛盾しているように聞こえるかもしれませんが、私の中で矛盾はありません。
論理的に考えられさえすれば、アプローチの方法などいくらでもあるからです。
余程の素養が備わっていなければ、高度な技術はすぐには身に付きません。
個人の資質や独特な感性が不可欠な技術では、努力が報われないこともあります。
これは受講者にとって大きなデメリットです。
理論にはそれがありません。
理論は、伝われば一瞬で相手を変化させられます。
施術者が患者さんの症状を瞬時に変化させたい、と願うのと同じように、私は講師として、受講者を一瞬で変化させられるような講義をしたいと願っています。
それが講義に対する私の価値観だからです。
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