【歪みはいつもそこにあるもの】整動協会とのコラボセミナー『仙腸関節スペシャル』

仙腸関節塾 第19期 令和7年11月16日17日開催決定

参加者募集中です。

昨日は次男が所属し親子ともどもお世話になりっぱなしの整動協会さんとのコラボセミナー、「仙腸関節スペシャル」でした。

前半は私が仙腸関節の機能的非対称性について解説を担当、後半は代表の栗原誠先生が仙腸関節に関連する領域に特化した整動鍼のスペシャル講義を担当する二部構成。

今回で3回目。

同じ内容のセミナーでも3回続ければ自ずとブラッシュアップされるものです。

前2回の反省点を踏まえ、強調すべきところ、省いても構わないところ、加えた方が良いところなど多少の修正を行い、意気揚々と品川へ乗り込みました。

いつもながら、本当に整動協会の雰囲気は良い。

今回も楽しく心地よく話ができました。

感謝!

 

さてさて、あの短時間、そしてそのほとんどが座学という中で、骨盤の歪みについて共通了解が得られる理論はこの理論以外ないと、私は恥ずかしげもなく言ってしまうのです。

多くの徒手療法のセミナーは実技でいかに感覚を磨くかに注力され、私から見ると理論は二の次。

分からないのは自分の感覚が鈍いから、練習が足りないから、となりがち。

あえて言わせてもらいます。

いくら練習したって分からないものは分かりません。

特に骨盤は。

 

骨盤の歪みなんて、道理さえわかれば勝手に見えてくるものです。

というより、歪みはもともと誰にでも見えているのです。

ただ目の前の歪み(非対称性)を鮮明に映し出す道理がないから、認識が出来ないだけなのです。

道理が通れば、誰が見ても同じように見える。

ここに関して言えば、感覚よりも理論の方が大事、絶対に。

 

「身体の使い方は想像以上に左右非対称」、私の中では、これが今回のセミナーの主題でした。

そこには仙腸関節を中心とした合理的で機能的な非対称性がある。

身体の動きが非対称ということは、骨格(関節)の動きが非対称ということです。

その非対称性の拡大を「歪み」と私は表現しているだけです。

(この点についての細かい説明は過去のブログ「誰かを袋叩きにしたところで骨盤の歪みはなくならない」などご参照ください。)

 

つまりその「歪み」はもとからある正常な機能の延長ですから、程度の差こそあれ、誰にでもあるもの。

誰にでもあるものは、誰にでも確認できなければいけません。

そこに特殊な感覚など必要ない。

とても簡単。

 

もし、その誰にでも起こり得る「非対称性の拡大=歪み」が何らかの問題の要因となっているなら、それを縮小させてみたときにその問題に良い変化が認められるはずです。

縮小させた時に変化すれば関係性あり、しなければ関係性なし、と分かる。

逆に言えば、それ以外に、その関係性を確認する手段はありません。

拡大も縮小も、非対称性という機能の同一ライン上での変化でしかありません。

だからその機能を知ることが何よりも大事。

 

非対称性自体は優れた機能です(持論)。

誰もが身体運動の左右非対称性と共に生活しています。

それは機能なので、いつでもどこでも誰であっても、そこから逃れることはおそらくできません。

「骨盤は歪まない」と強く否定する人達も平等に。

ほんの2時間ほどの説明に耳を傾けていただければ気付ける程度の簡単な話です。

「あ、ホントだ!」って。

 

「骨盤は歪むか歪まないか論争」、いまみたいに対立するだけのつまらない議論ではなくて、多少でも仙腸関節に関心があるのなら、どちらにとってもワクワクしかない魅惑的な議論になるはずなんですけどね。

久しぶりに言ってみたいけど、仙腸関節にはロマンしかない。

 

今回はセミナーレポートというより手前味噌な「骨盤論」のようになってしまいましたが、次があるかどうかも分からない「スペシャル(特別)」なコラボセミナーでしたので、最後はこんな形で締めてみました。

栗原先生をはじめ整動協会のスタッフ、そして参加していただいた会員の皆様、今回もどうもありがとうございました。

疑問質問反論、すべて大歓迎です(笑)。

そして要望があれば、またお願いします!

 

あ、仙腸関節をさらに深く知りたいと思った方、仙腸関節塾でお待ちしています。

知られざる魅力、まだまだあります。

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