受講資格について

仙腸関節塾の受講資格は「医療系の国家資格保有者」か「全日制のカイロスクール卒業生」としています。

ただし、それ以外は「お断り!」ということではありません。

その受講資格について何件が問い合わせがありますので、こちらでも回答しておきます。

 

仙腸関節塾はその名の通り、「仙腸関節」に特化した講座です。

とはいえその内容は脊柱や四肢の運動学(&アプローチ)も含まれますし、脳機能などにも話は及びます。

スライドは2daysでも300枚ほどありまして、受講された方から「頭がパンクしそう」と言われるほどのボリュームです。

仙腸関節塾は理論重視ですし、そもそも仙腸関節を理解するには、最低限でもその程度の情報量が必要なのです。

「たかが仙腸関節」と侮っていると、たぶん頭がパンクします(笑)。

 

それだけの分量を短期間でお伝えするからには、基礎的な用語などに関する細かい説明はできません。

大事なところは丁寧に解説していきますが、基本的な単語は「知っているもの」として講義を進めます。

それが分からないようでは内容は理解できないでしょうから、その基準として「医療系の有資格者」または「全日制のカイロスクールなど」を参加可能なラインとしています。

逆に言えば、その程度の知識があれば十分理解可能だとも言えます。

 

基本的に私は、同業者と接する時、資格の有無で差別することはありません。

その人の知識を含めた実力は、そのお付き合いの中で自然と分かることです。

そしてこれは資格とは無関係だということも知っています。

 

しかしそうは言っても、まるで面識のない方のレベルがこの基準を満たしているかどうかなど、客観的に判断しようがありません。

それなりの対価を払って受講したのに「さっぱり話しが見えない」では、貴重なお金と時間の無駄になってしまいます。

私は受講された方へのフォローを惜しみませんが、さすがに基礎的な知識に関しては私の仕事だとは思えません。

ですからこの基準は私のためではなく、受講される方のための基準であり、一応の目安ということです。

それでもと受講されて、理解できなかったとしても返金は出来ませんので(笑)。

 

もう一点この基準を設けた理由は、やはり安全面への配慮です。

こうした知識技術の最終的な消費者は、患者さんです。

元気満々な方ばかりが利用されるのならいいですが、通常は何らかの不具合を抱えて施術を希望されるはずです。

吉岡メソッドは安全性の高いテクニックだとは思っていますが、それも最低限の知識を有していてこそです。

あくまでも仙腸関節に特化した講座ですから、そうした基礎知識に対する責任まで私には負えません。

その意味で、この基準は利用者である患者さんのためのものでもあります。

 

これらはあくまで参加のための基準、目安ですが、基本的に、施術者として極々常識的な基準だと思います。

そしてこれは私のための基準ではない、ということをご理解ください。

 

「基準を満たしていないのですが・・・」という問い合わせが多いです。

それだけでお断りすることはありませんが、多少お話(経歴など)をうかがった上で、お互いに判断、ということになります。

まぁ常識的な線で。

基準を満たしてはいないけど、参加したいという方は一先ずご連絡ください。

でも、そこそこハードな二日間になると思いますので、その点は覚悟の上で(笑)。

コメント

  1. 戸松弘美 より:

    昨日はありがとうございました。
    痛くて右に向けられなかった首が楽に(今までのように)動くようになりました。
    相変わらずの「吉岡マジック」ですね!!
    と同時に右だけでなく左の肩甲骨に筋肉痛に似た弱い痛みが感じられ、昨日の施術の効果が表れている感じです。

    ふと思い出して今更ながら吉岡先生のHP、ブログを隅から隅まで読み始めています(#^.^#)
    患者の私には高度に専門的な話題ですが、少しでも見えない自分の体のことを知りたいという思いと、完全に分かりきることのできない自分の体の仕組みに少しでも触れることで、治療を続けていくモチベーションが生まれると思ったので!

    まだ初めの方しか読めていないのですが、先日お話にあった「凝り」に対しての吉岡先生の見解に関してブログ内にありますでしょうか。
    もしありましたらその箇所を教えて頂ければ嬉しいです。
    (お手すきの時で構いませんのでー)

  2. 吉岡一貴 吉岡一貴 より:

    戸松さん
    コメントありがとうございます!
    首、楽になって良かったです(^^)。
    でもそんな文字ばかりのサイトを読み込んでしまうと、また肩こりが…(^^:。
    たしか「凝り」について詳しく解説した記憶がありませんから、探してもないと思います。
    肩こりなどは構造的な問題が交感神経節(神経細胞の集まるところ)を刺激して持続的に興奮した結果だと解釈していますが、まあその他にもいろいろと関係する問題もあると思います。
    いつか私の考えもまとめてみようかな、とは思ってます(笑)。

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