背中を押したのは YouTube だった

8月30日開講 仙腸関節塾のご案内

今回の私塾開講を決意するまでには、かなり長い葛藤がありました(いろいろと)。

やると決めた今だって、迷いはあるのです。

まぁ「ゆらぎ」を人生訓とする以上、それで良しとして、迷いながら進んでいくのです。

さて、そんな葛藤の中、背中を押したのは YouTube でした。

暇な時にYouTube を観たりするのですが、そこでためしに「仙腸関節」と検索してみたのです。

そのなかに某自称ゴッドハンドのセミナーがあって、正直、気になったので観てみたのです。

するとその内容には、どこか見覚えがあった(その動画を観れば、分かる人には分かると思う)。

彼に直接講義したことはないのだけど、彼の周りにはぼくの教え子も何人かいるので、思い違いかもしれないけど、いろいろ聞いているんじゃないかな、情報収集として。

笑ってしまったのは、「骨盤の構造が理解できていないと骨盤矯正はできない」と言っていながら、君が理解できてないよね、というところ(運動軸の意味すら分かっていないようだ)。

きっと断片的な知識を寄せ集めてそれなりの形になったと思い込むのが得意なんだろうね、彼は。

YouTubeでは「その他いろんな理論が公開されております状態」なのですが、結局それで思ったのは、相変わらず仙腸関節理論は滅茶苦茶だということ。

そして、それをおかしいとも思わずに、ああやって滅茶苦茶を垂れ流してしまうんだな、ということ。

ついでに言えば、あれらの目的は宣伝のためなのか、それともおのれのバカをさらすためなのか・・・あ、これはどうでもいいですね。

しかしそもそも理論というからには、それが正しいかどうか以前に、きちんとロジカルに「議論」できるものでなければいけないでしょ。

それが出来ないのなら黙って静かに施術だけしていればいいのに、ヘンテコな理論を堂々とのたまう。

ぼくにはそれが出来なかったので(どれだけ調べてもそうした理論は見つけられなかったので)、自分自身で研究を始めたのです。

これまで学会発表やホームページ、講義やセミナーなどで自分なりに伝えてきたつもりだけど、現状は変わっていない(もっとも、組織の中にいると、案外やりにくいことの方が多いんだけど)。

何もしなければ、このまま変わらない。

そしてぼくの理論は埋もれていくか、適当なところだけ切り取られていい加減に伝わっていく。

それが、どうにもやっぱり、耐えられないな、と思ったんですね。

で、決心したと。

自分でやるしかないな、と。

まあ他にも葛藤はあるのですが、それはまた。

とりあえず、そんなわけで、仙腸関節塾 よろしくお願いします。

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