学術大会へ

11日12日の2日間、大井町のきゅりあんで開催された日本カイロプラクティック徒手医学会の第17回学術大会に参加してきました。

大会長を務められた奥山耀規先生をはじめ実行委員長の大場弘先生、また実行委員の各先生方、大変お疲れ様でした!

今回も素晴らしい内容でした。

そして今回、思いがけず、学会賞をいただきました。

昨年発表した研究「仙腸関節矯正が頚部伸展可動域に与える影響」が、優秀論文賞に選出されました。

まったく予期していなかっただけに驚きましたが、やはりうれしいものですね。

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と、自慢はこれくらいにして、学術大会の感想を。

今年も素晴らしい講演、研究発表が盛りだくさんでした。

不思議なもので、抄録ではあまり興味を持てないかもな、と思うような発表の中に素晴らしい学びがあったりするのです。

この気付きはおそらく、実際の口演を聞くことでしか得られません。

こんな書き方をしながら名前を挙げるのも失礼な話ですが、吉野雄大先生の発表された「徒手療法が神経系に与える影響-複視を伴ったジスキネジアの一例」は大変すばらしいものでした。

ちなみに興味を持てないというのは、ぼく自身神経学が得意ではないので、ジャンルが少し違うかな、と感じてしまったからです。

しかし、実際はそうではなく、身を乗り出して聞いていました。

このようにして、一見興味を持てないと感じるような内容でも、聞くことでそれががらりと変わってしまうことがある、そして気になったことはその場で直接質問できる、他の参加者を交えたディスカッションもできる、これらは参加したものだけが得られる大きな大きな特典です。

また基調講演、特別講演、ワークショップも例年通り質の高いものばかりでした。

これも例年通り、質問もたくさんしてきました。

毎年書いていますが、やっぱり学術大会には参加すべきなのです。

たったの2日間でこれだけ多くの貴重な情報に触れられるチャンスなど、我々の業界では徒手医学会以外にはないのです。

さて、今後徒手医学会は、多少の改革を行う予定です。

私も役員の末席にいるものとして、微力ながら改革のお手伝いをしていくつもりです。

学術大会の前に役員会があり、話し合いの場が持たれました。

膠着していたものが、少し動き出してきたようです。

動き出せば、何かが変わります。

きっと良い方向へ向かうことでしょう。

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