私の中の基準(回数)

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初回で効果を実感してもらえないようでは2回目はない。

概ね3回程度の施術でその後の見通しが立っていないとその先は続かない。

同業者のみなさん、だいたいこんな感じではないですか?

経営がどうのということではなくて、私にとってこれは、治療家を自認できるかどうかの基準にもなります。

特にこの3回という数字は私にとって現実的です。

静岡の穴吹クリニックでは院長の穴吹先生の判断で患者を私に回してくれるのですが、まず3回分の予約を先に取っておくというのが基本形です。

取り敢えず3回試してみて、その後一度診察を受け、その先を決めていく、というパターンです。

3回で改善すれば終了、改善傾向にあれば継続、改善が見られなければこれも終了、という感じです。

基本的に判断は穴吹先生が下します(途中医師の判断を仰ぐこの仕組み、私はとても優れたものだと思います)。

つまり多くの場合、勝負は3回で決まってしまいます。

で、実際はどうなの?というところが気になると思いますが、3回で「大丈夫そうだね」と終了できるケースが少なからずあり、その他の多くは継続を希望されます(が、込み合っているのでなかなかコンスタントに予約が取れません)。

当然力及ばず終了、という場合もあるのですが、割合からみれば少ない方だと思います。

さて、この3回という基準について考えてみたいと思います。

自費治療は決して安いとはいえません。

保険治療は検査費など高額な場合もありますが、通常の通院では数百円程度です。

数倍から10倍程度(静岡では5400円、山梨では4000円)の負担を強いられるわけですから、通う方にとってはシビアです。

効果の感じられないものにかける費用ほど無駄なものはありませんから、初回である程度の手ごたえがなければ、次回以降も期待は持てない、というのが人の心理でしょう(しかも穴吹クリニックでは、そもそもカイロを受けに来た患者が来るわけではない)。

また初回である程度変化が実感できたとしても、帰宅後すぐに戻ってしまうとか、2~3日で元通りというパターンが何度も続くようなら、改善しているという実感は得られませんから継続には慎重になります。

不適切かもしれませんが、「人体の故障の修復費用」と考えて、それが安いのか高いのかは分かりません。

しかし一回数千円の負担は決して軽くはありません(そうしたことを考慮して、日本には国民皆保険という制度があるということも踏まえて)。

その場で症状を変化させうる対処療法は、いくらでもあります。

しかしそれがすぐに戻ってしまい、続けるたびに同じ結果の繰り返しだとしたら、痛み止めの注射や服薬となんら違いはありません。

だとしたら、私なら安価な保険医療を選択します。

このまま続ければ治る、という期待がないものへの投資に対して、無理強いもできません。

そう考えると、やはり3回という回数は適正だろうと考えます。

これが私の施術に対するひとつの判断基準です。

もちろんすべての方を3回以内に治す、ということを言いたいわけではありませんので、誤解の無いよう。

そしてもう一つ大事なのは、やはり改善率です。

これはまた次回にでも書きたいと思います。

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