ここしばらく、右手と左手の感覚と脳の機能について考えていました。
どんなことかというと、先日のブログで「施術中は集中していないとダメ」(あらためて文字にすると当たり前すぎて嫌になるな)と書いたことにつながるんですが、施術に集中していない時の頭の中は、「言語で満たされている」というようなことと関連します。
おそらくこの時、私の脳は左脳が優位に活動している時だろうと思っているのです。
私の施術は対象を左右の手で挟み、その動きを感じながら組織の緊張を解放したり関節を動かしたり(などなど)するのですが(これも文字では伝わらないよね)、その施術中、頭の中が言語で満たされている時には、左手の感覚がお留守になっているように思うのです。実際には無意識に動いているのですが、う~ん、これも伝えにくい。
ようするにこういう時は、身体の微細な動きを意識が感じにくいのです。
このとき左手の感覚に意識を集中させると、頭の中の言語は消えさり、感覚が研ぎ澄まされます。
この状態を継続させるのは簡単ではないのですが(自然と言語が溢れ出るので)、でも、やはりそれが重要なのです。
そんなことを考えていた矢先、学会でいつもお世話になっており、いつも勉強させていただいている守屋先生のブログで紹介されていたリンクを辿って以来大ファンになり、やはりとても多くを学ばせていただいているsansetu先生のブログで、この動画を知りました。
「奇跡の脳」脳卒中体験を語る / ジル・ボルティ・テーラー
これは私たちが観ている(観ようとしている)世界だよね。
僕はまだまだそこまで深くは観えないけど。
そして大事なのは、こういう世界が私たちの中に在る、ということ。
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