家庭療法として

僕の考案した仙腸関節の矯正方法は難しいものではなく(理論はややこしいと言われるけど)、そのやり方だけなら比較的簡単に、短期間で誰にでも習得できると思っています。

今考えているのは、これを家庭療法として普及させることはできないか、ということ。

これが個人の都合であることはもちろんですが、業界全体を見渡したうえでも、こうした方向性も必要ではないかとの思いもあるのです。

僕はもともと自分でできることは自分でする、という方針で生活しているのですが、案外いろいろなことができてしまうものです。

車のメンテとか庭作りとか、やってみると意外とたいしたことない、ということも少なくありません。

もちろんすべて自分でできるものばかりではありませんから、出来ないところはプロにおまかせすることになります。

プロにはプロの仕事があり、素人には素人なりにできることはたくさんあって、そうすることによるメリットも大きいと思っています(愛着がわくとか詳しくなるとか。もちろん金銭的な面でも)。

そして自分自身がそれをしてみるということは、プロの仕事を知ることでもある、とも思っています。

この業界は素人にできることしかしていないのにプロのようなふりをする同業者であふれていますが、その大きな要因は、素人に、素人にでもできることしか教えられない素人が経営するスクールみたいなものがたくさんある、ということだと思っています。

例えて言うなら、素人である僕が車の修理方法を素人に教えるスクールを開業して、そこを出た素人が車の修理工場を開店している、というようなものです(怖いよね)。

公的な資格がないということも一因ですが、それ以外にも、これは素人とプロの違いがわからないから起こる問題だとも思うわけです。

何も知らない素人は騙されて、素人仕事をプロの仕事だと思い込んでしまう、そしてそれを助長するスクールがたくさんある、その連鎖でそれらは増えていく、ということです(もしかすると、みんな分かったうえでやっているのかもしれませんけど)。

ずぶの素人がたかだか数十時間程度で習得できるようなものは、基本的に家庭療法レベル、と僕は思っているのです。

だからその程度のものは、営利を目的としたものにではなくて、一般に普及させてしまった方がよい。

その条件としては、なによりも安全を最優先に、そしてあくまでも家庭療法として。

ようするに、その程度でお金を取ってはいけませんよ、ということ。

お金を取るとなると、どうしても無理をしますから。

ちなみに僕の骨盤矯正はかなり効果があります。

それで良くなるものは、それでいい。

もしそれが普及した場合、プロはそれ以上のことが出来なければ経営が成り立たない。

つまり、それ以下のものは淘汰されるか、それ以上の知識と技術を身に付けなければ生き残れない。

そんな風になっていかないものかな、と思っているのです。

まあもうちょっと考えてみますけど。

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