今やゴッドハンドだらけになってしまった我々の業界。
HPやブログでは、さわやかな笑顔(まるで深みのない)で、なんでも治るかのように宣伝。
また仕事中に電話を取ると、二日に一回くらいは治療法やら集客法やらのファックスが来るのですが、あれはなんとかして欲しい。仕事の邪魔だから。
それらは大概、「ぎっくり腰や慢性腰痛、五十肩がわずか数分の治療で!」みたいなもの。その他にも「リピート率がなんちゃら」「3か月で患者が倍増」などのコンサルタント系(あの辺は大体グルだな)。
コンサルタントみたいなのはほんといい加減にしろ!と思うんだけど、技術的なものは、そんなにいいものならまずは「学会発表」したらどうだろうかと思う。
我が国の腰痛患者数は、いまや1000万人とも2800万人とも言われています。
つい数年前に1000万人と言われていたものが昨年2800万人に突如増加。
その数字の根拠がどのようなものかは分かりませんが(何か裏がありそう?)、一応公式な発表のようです。
異常な増加率ですね。
とにかく、日本だけでこれほど多くの腰痛患者がいるわけです。
もし、本当に数分の治療でほとんどの腰痛が治ってしまうのなら、それは社会的に見てものすごいセンセーショナルなことだということくらい、金儲けだけしか頭にないバカにでも分かることです。
是非学会発表しましょう!
本当にそんなに素晴らしい治療理論なら、それは我々のような業界に医学の目を向けさせる絶好のチャンスでもあるはずです。
もしかしたら、莫大な利益につながるかもしれません。
利益はなくとも、名誉は得られるはず。
それをするためには、まずは公式な発表の場である「学会」へ持ち込むべきなのです。
別に日本カイロプラクティック徒手医学会でなくともかまいません。
もちろん日本腰痛学会だっていいと思います。
とにかく是非、公式の場で発表しましょう。
そういう貴重な情報は目先の小銭稼ぎに惑わされずに、オリジナリティー確保のためにも(誰かにパクられる前に)、まずは学会発表というのが鉄則なのです。
HPやブログでちまちま宣伝したり、うちみたいなところへファックスなど送っている場合ではないと思うよ。
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