仙腸関節塾に関する疑問にQ & A 方式で回答しています。
今回は、どのような方にお薦めしたいですか?です。
Q:仙腸関節塾を、どのような方にお薦めしたいですか?
A:基本的には運動器系の問題に関わるすべての人にお薦めしたいです。
誰もが目の前の患者さんに対して、「どう施術したら良いのか分からなくて困った」経験があると思います。
私もそうです。
そんな時に指針となるのが、「正常」という概念です。
施術とは、どこまで行っても「異常を正常化する」という一点につきるわけです。
では、異常とはなんでしょうか?
異常とは「正常ではない」ということです。
異常を知るためには正常が分からなければなりません。
それが分からないのなら、「何もすべきでない」と私は思います。
というよりも、原理的に「施術できるはずがない」のです。
これは「からくり箱」の紹介動画です(1分弱の動画です。面白いのでご覧下さい)。
こうしたからくり箱も、適当にいじくり回せばそのうち開けられるかもしれません。
でも適当にいじくり回していると、壊してしまうかもしれません。
しかし原理を理解すれば、誰がやっても開けられます。
そして原理が分かれば、その開閉に異常があった場合、どこにどのような問題があるかも推測できます。
その反対に、原理が分からなければ、異常など見つけようがありません。
開け方が分からなければ、壊れているかどうかすらわからないでしょう。
ましてや直し方など・・・。
からくり箱に例えれば、私は仙腸関節という箱の「正しい開け方」を、ずっと考え続けました。
どこにも明確な答えがなかったからです。
正常もわからないのに、異常もへったくれもないだろうと考えていたのです。
施術以前の問題です。
開け方(正常)が分かったところで、問題(異常)が見えてきました。
矯正法も、自然と分かりました。
そしてその驚くような効果も。
すべては、箱の開け方を知るところから始まったのです。
いま、目の前に困難な症状を抱える患者さんがいるとします。
何をしますか?
私のすることはいつもと同じです。
からくり箱を開けたり閉めたりするようにして、異常を探して正常化するだけです。
それが私の仕事の本分だと思っています。
仙腸関節のからくりについて、徹底的に学ぶのが仙腸関節塾です。
そのからくりを知りたいと思う方には、強く参加をお勧めします。
仙腸関節を知ると、身体の観え方が一変します。
そして何をすべきかが分かるようになります。
仙腸関節の構造は、とても面白いですよ。
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