ラグビー日本代表、かっこよかったですね。
体格差をカバーする戦い方の陰には、厳しいトレーニングがあっただろうことが容易に想像できます。
惜しくもベスト8入りはなりませんでしたが、記憶に残る戦いでした。
今回なんといっても目立っていたのは五郎丸選手ですね。
正確なキックもさることながら、あの独特のルーティーンが注目されました。
ルーティーン、一流選手の多くが取り入れているそうです。
さて、注目されるルーティーンですが、ひねくれ者のぼくは、違った視点でそれを考えてみます。
少し考えてみると、多くの場合、日常の行動はワンパターン化していると感じませんか?
同じ動作を繰り返すと神経回路は強化されますから、自然と同じ動作をこなすことが出来るようになります。
習慣化ですね。
仕事などもそうで、最初は苦労しても、同じ仕事を長年続けていくと慣れてきて、難なくこなせるようになりますよね。
それがルーティーンワークです。
脳の同じ場所が半自動的に働いて、こなしてくれているわけです。
五郎丸選手のルーティーンも、常に同じ動作を繰り返しています。
それが常に同じパフォーマンスを発揮させる秘訣となり、あのポーズからキックの成功までが一連のルーティーンとして脳内に学習強化されているわけですね。
多少の力加減はあれど、ほぼ同じパターンで神経回路が発火することになります。
神経の出力先は筋肉ですから、そこでも同じパターンで筋収縮が起こり、関節の屈伸が起こります。
スポーツの場合、それが成功につながる大きな要因となります。
では、ぼくを含めた一般ピープルはどうでしょうか?
生活がパターン化され、思考を含めたルーティーンが出来上がっていたりします。
ということは、脳と身体には常に一定の部位に負荷がかかっていることになります。
別の言い方をすれば、一部しか使っていないということです。
それが常態化することで、身体にはその癖が定着し、固定化されます。
それは一定の部位が緊張する、という結果に繋がります。
なので、身体の歪みという観点から見ると、ルーティーンというのはあまりいいとは思えません。
日常生活では、むしろいかにルーティーンやパターン化から脱却するかというところが、身体のバランスを改善させるためのヒントとなるように思っているのです。
出来るだけいろんなことにトライし、なるべく広範囲の脳領域を活動させることがそのポイントではないでしょうか?
そんな私の治療はいつもルーティーン。
でも、仕事は仕事。
オンとオフの切り替えにこれを活用したいものですね。
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