11月8日、開講。仙腸関節塾第2期、参加者募集中です!
背部の痛み。
患者はわたくし。40代男性。
発症機転。
10月18日の夕方、変に身体をかがめた拍子に背部にピキッとした痛みが走り、その後徐々に悪化。
右背部第五肋間付近の自発痛。表面ではなく深部が痛い感じ。
その他上肢の運動時痛(腕立て伏せが特に痛い)、呼吸時痛(吸気>呼気)、咳により疼痛増悪。
周囲に(前胸部にまで)放散する痛みがあり、自覚的にはピンポイントで部位を特定しにくい感じ(背部なので自分では直接触れない)。
安静時痛はない。
T4シンドロームだろうかとも考えてみたのだけど、なんかちょっと違う気がする(そうやってなんでも最初からサブラクセーションと結びつけてしまうのはカイロプラクターの悪い癖)。
位置的に前鋸筋のストレインかな?とも思ってみたけど、気になるのは呼吸と咳による痛み。
特に吸気時の痛みは顕著で、深い呼吸が痛みでできない。
こうした状態が一週間継続し、一向に治まる気配がないので、いよいよ呼吸器系が心配に(小心者)。
先週土曜日、呼吸器内科のドクターが治療にいらしたので、「呼吸器系の疾患で体性痛や関連痛が出るとしたらなんですか?」と聞いてみたのです。
「肺や気管支には痛覚繊維がないので、基本的には関連痛は生じない」、「あるとすれば胸膜炎やがんの転移に関連したものや気胸など」だそうで、さすがにそこまで悪いものはないだろうと、ひとまず安心したのです。
しかし、その後も痛みに変化なし。
深い呼吸や、施術が続いて同姿勢を保持している時間が長いと、胸郭の深部が痛んでくる。しかもそこそこイタイ。
なんだろうなぁと考えてみると、思い当たる節はあった。
糖質制限を始めてから、同時に腕立て伏せや腹筋などの筋トレを始めたのですが、元来体育会気質、なまっていた身体をこれでもかと追い込んでいたのです(笑)。
はじめたころは30回程度しかできなかった腕立てが、最近は100回を超えるまでできるようになっていたのです。
で、ここで書くと笑われるほどの回数を一日で行っていたのですよ。
原因は、たぶんそれ。
前鋸筋の付着部あたりの骨膜炎、または疲労骨折ではないかと推測しています。
そして約二週間経過した現在、咳や深呼吸時の疼痛は気にならない程度に回復しました。
でも重量物を持った後などは、まだ少し痛む。
あと一週間くらいは様子をみてみよう(腕立て伏せは)。
聞き取りの重要性をあらためて実感した私なのです。
コメント