伝えるということは難しいことです

PAAC関西支部セミナーも昨日で終了!

毎月無事にたどり着けるかどうかだけが心配でしたが、なにごともなく予定通り終了できたことに、ひとまずホッとしました。

昨日は3連休の翌週だったためか、ふじかわ君はガラガラ。

fujikawa2

富士宮手前で。1両まるごと貸切状態(笑)。

 

最後のセミナーでは頸椎の分析とこれまでの復習をしたのですが、途中多少だらけました。復習用のスライドを作るべきだったなと、反省。

私は毎回必ず質問を促すのですが、残念ながら質問はあまり多くありません。

それを私は「つまらん」と思っているのですが、私のセミナーをもう何度も受講している物好きな(しかしありがたい)Sさんから、「質問が出ないのはみんな解らないからですよ」と指摘され、ややショック。教壇から、ポカーンとしている人がいるなぁとはときどき思っていましたが、講義をしている方としては、「そんなに難しい話じゃないだろ」という意識で話しているので、いやビックリ。

まぁそうは言ってもたったの4回ですべてを理解されるような内容もあれでしょ、とも思うので、今回のセミナーを受講して興味を持たれた方がいたら、また次の機会に参加してみるとか(次の機会があればだけど)、自分で納得いくまで追求してみるとか、そんな風になっていただけたら、それはそれでいいのではないかと思います。

そんなことを思う反面、人間なんてどこでどうなるか分からないんだから、もし近い将来に突然ポックリ、なんてことになったら、これまでそれなりに大変な思いをして築き上げてきたこの理論は、誰にも正確に理解されずに消えて行ってしまうんだろうかと寂しくなったりもするのです。

私が見ているようにみんなが見えるようになるといいが、といつも思うのですが・・・。同じものを見て、同じものを触れているにもかかわらず、同じように感じられないもどかしさ。

でも、理屈はそうではない。こっちは正しいか正しくないかの判断があるだけ。正しいものは、誰にとっても正しい。

私にとってこの仙腸関節論というのは、これが正しいのかどうかというのが重要なのであって、第三者に理解されるかどうかというのは、それほど重要な位置づけではないのかもしれません。

それでも精一杯伝えているつもりなんだけど、それが伝わらないのであれば、それは今の時点での私にとっての限界であり、受け手の限界でもあるのです。

おそらく伝える、という仕事にも向いていないんでしょうね。少し考えないとね。

もしこれから先の人生に残された時間がわずかしかなかったとしたら、仮説の証明か、それとも正確な伝達か、どちらを選ぶだろう? 前者かなぁ。少なくとも、文章としては残るからな。

 

miyage3

で、昨日は最後の大阪だからお土産をたっぷり、ともいかず、お土産の写真を撮ってきました(せっかくですから、皆さんにもおすそわけ。どうぞどうぞ、遠慮なく“見て”ください)。

 

大阪、今度はプライベートで行ってみたいものだ・・・。

では、関西の皆様、お疲れ様でした!またどこかで!

コメント

  1. S より:

    何度も受講させていただいている関西支部の『S』です。
    今回の関西支部強行軍セミナーお疲れ様でした。
    まさかセミナー中に私が言った事がショックだったとは失礼いたしました。
    まぁ私も何度か聞かせていただきましたのでホンの少し理解できた程度ですので初めて聞いた方は情報量の多さに大変だと思います。
    結論、私は吉岡先生の理論に触れる事ができて本当に良かったと考えています。
    ありがとうございました。

    • 吉岡一貴 吉岡一貴 より:

      Sさん、コメントどうもです。
      いや、それほど大きなショックではないですが、やっぱりそうなのかなという感じです。
      セミナーというのは配分が難しくて、あまりにゆっくりだと聞き手も飽きるでしょうし、早すぎると理解が追い付かないということになります。
      そのために質問をと思うのですが、それもやはり難しいようですね。
      何度か受講してもらうというのが一番ですが、それもなかなかね。
      まあ仙腸関節に対する意識が少しでも変わればそれでいいのかな・・・。
      いろんな意味で、今回の大阪セミナーはよかったと思っています。
      こちらこそありがとうございました。

タイトルとURLをコピーしました