仙腸関節塾2days 第10期【in東京】9月1、2日開催 参加者募集中!
お伝えしていた通り、6日土曜日は、日本カイロプラクティック師協会(JSC)のセミナーにお招きいただき、講演を行ってきました。
タイトルは『骨盤を「見る」「観る」「診る」』、もちろん仙腸関節の話です(笑)。
テーマとしては単純で、骨盤なんて「見ればわかるじゃん」という話(笑)。
「私は普段こう見ている」そして、「あなたにもそう見えるでしょ?」ということをお伝えしたつもりです。
私の骨盤の見方は、おそらく私だけの見方です。
もはや言わずもがなですが(笑)、オリジナルの運動学をベースにしているからです。
でもそれを知れば、誰にでもそう見えるはずだと思っています。
だって同じものを見ているわけですから、同じに見えて当然なのです。
仙腸関節の話をするとき、それはどうしても、既存の理論への批判を含みます。
これは他を批判することで相対的に自説を優位に導こうという目的ではなくて、おかしいものはおかしいとはっきり主張することでしか、間違いに気付けないことがあるからです。
そして仙腸関節には、それが実に多い。
そこに対して、ほら、これってここがおかしいでしょ?と指摘することで、見え方がすっかり変わることがあるのです。
私はそういう作業を通して、私自身の理論も検証してきました。
施術自体は紛れもない「技術」ですが、その技術は理論という基礎の上に成り立つものだと私は思っています。
そしてその基礎に基づく形でしか、応用は生まれません。
なので理論があいまいなマニュアルは、応用が利きません。
だからマニュアル的なテクニックは、発展が頭打ちになるのだと思います。
その結果、次々に別のマニュアルを求める、ということが繰り返されるようになるのです。
それが私としては、気に食わない(笑)。
セミナーでも話しましたが、仙腸関節はまだ、その基礎が不明な関節です。
逆に言えば、無限の可能性を秘めています。
理論がバラバラの状態で、マニュアルが氾濫しています。
私は、その基礎となる理論をまずはしっかりと築くべきだと思って考察を続けてきました。
そして発信をしています。
もうかれこれ15年(笑)。
今回お招きいただいたJSCの先生方とは、学会を通じた交流がありました。
今回のセミナーも、1/3くらいは知っている先生方で、そこそこ長いお付き合いです。
しかもJSCの先生方は、皆さんかなりの勉強家です。
しかしその長いお付き合いの中で、私の理論の全容を理解されている方となると、おそらく半分くらいでしょうか?
つまりこれだけ長く発信をしている「つもり」でいても、ほとんど伝わっていない、ということですね(苦笑)。
ありがたいことにセミナーは、私の感触として、なかなか好評でした。
講演後、多くの方から「とても面白かった」との嬉しい感想を頂きました。
また夜の懇親会では熱心な質問、そこから繋がる議論へと、とても充実した一日となりました。
今回お話した理論は、私の仙腸関節論のまだ一部です。
単純にスライドの枚数で比較すれば1/3、講義の時間でいえば1/5の内容です。
まだまだ面白い話、感動的な機能、そして矯正法について、伝えたいこと、山ほどあります(笑)。
そして今回のセミナーでもお話したように、私達の存在理由について。
それが「必然」であるということを、仙腸関節が明確に示してくれているように私には感じられるのです。
と、ここでちゃっかり宣伝。
9月1日、2日に行われる仙腸関節塾2days 第10期【in東京】、まだ余裕があります。
この際すべて知りたい、という方、お待ちしています(笑)。
すべてお伝えします。
コメント