少し視点を加えてみるだけで、見え方ががらりと変わってしまうことがありますね。
私も最近そんな経験をしています。
これまでの視点を一変させてしまうということではなく、少し付け加えるだけで、視野が変わります。
見えなかったものが見えてきます。
なるべくこだわりは持たぬよう心がけているつもりが、知らず知らず、居ついてしまっているところがあるんですね。
よく武芸の世界では「守破離」ということを言いますが、この時の「離」はその流儀や師から離れるということだけではなくて、その場に居ついてしまっている自分自身からも離れるという意味ではないかと、最近思っています。
しかしそこで大事なのは利休の言う「本ぞ忘るな」で、「基本」からも離れてしまうと本分を見失ってしまいます。
しかし視点を一つ加えることでは、いまあるベースを生かしつつ、見かたを変えてしまうことが出来るのです。
私の仙腸関節論には、そのヒントがたくさん詰まっています。
今週末の北陸セミナーでは、そのあたりに力点を置いて講義を行おうと思っています。
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