本当に便利な世の中になったもので、いまはネットで多くの有用な情報に触れることが出来る。
ぼくが仙腸関節の研究を必死でしていた15年ほど前には、うちにはネット環境もなくて、リサーチはすべて印刷物からでした。
いまはネットの時代。
PCの前にいながら、気軽に世界中の情報に触れることが出来る。
本当に便利。
youtubeの動画にもかなり質の高いものがあって、なかでも驚くのがLyon大学の3D Anatomy Lyon 。
こんなにハイクオリティーな動画を無料で公開してもいいのだろうか?
この中の仙腸関節の動作解析はとても分かりやすい。
これはカイロなどで考えられている動きとは異なるものですが、産科の世界ではこちらが常識。
出産時の仙腸関節の動きです。
ぼくの理論も大まかにはこれと同じ。
しかし細かく見ると多少の違いはありますし、荷重状態では特に状況が異なるということは強調しておきたい。
一方、こんな動画も。
こちらは一般的なカイロの考え方ですね。
ぼくにはどうもしっくりこないものです。
違和感ないですか?
同じ関節でありながらまったく異なる二つの動き。
便利な世の中ですが、最終判断はご自分の頭で行いましょう。
そうしないと、どんどんバカになっちゃいますよ。
とにかくどの情報も、決して鵜呑みにするべからず。
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