うれしい連絡と塾に込める期待

仙腸関節塾in東京 4月17日開講決定!
参加者募集中です!

 

先日受講検討中の方が相談に来られたことを書きました。

その際「施術を受けてみたい」とのことだったので、一通りの施術を行いました。

仙腸関節塾で学べるのはここまで、ここから先は塾の内容とは別の施術と分けて、普段通りの施術を行いました。

酷くはありませんでしたが自覚症状もありましたから、その変化を目安にしました。

ほとんどの症状が受講で修得可能な方法によって改善しました。

その際、矯正法に関するレクチャーはなにもしていません。

昨日、その方からメールがありました。

今週、臨床で、ご自身が受けた感触を手掛かりに、仙腸関節矯正を見よう見まねで試してみたのだそうです。

半数以上の方に効果、変化を実感してもらえたそうです。

「今週は仕事が楽しかった」と、とても喜んでおられました。

私もうれしく思いましたが、少し苦笑いです。

なぜなら先日私は、彼に方法を教えたのではありませんから(笑)。

つまり見よう見まねでも、その程度の変化は出せてしまうのです。

その方は普段主に高齢者を対象として施術をされている方です。

これまでカイロや整体の経験はないようでした。

以前にも書きましたが、矯正自体は驚くほど簡単です(動画でもご確認ください)。

今回のこともそれを証明しています。

矯正など誰にでも出来ます。

見よう見まねでもある程度出来てしまうのですから、きちんと指導を受ければさらに効果は確実なものになります。

でも大事なのは理論です。

高齢者に対しても安全な方法ですが、ごくわずかなリスクもありますし、より安全な方法もあります。

伝えないわけにはいきません。

しかし「理論が大事」という理由はそこではありません。

「テクニックなんてどうでもいい」と言っては言い過ぎですが、どうでもいい。

仙腸関節塾は、テクニックを伝えることを目的として開講したのではありません。

「理論をすべて伝える」ために開講したのです。

この理論を正確に伝えられる人間は、私の他にはいないのです。

テクニックを普及させるためのスクール、セミナーはいくらでもあります。

手技療法はこれまでそれが主体でしたし、これからもそれが主流でしょう。

しかしそれで手技療法が発展したとは思えませんし、今後発展していくとも思えません。

数十年間まるで変化のないテクニックが、無分別に広まっていくだけのことです。

理論には、より洗練され、発展する余地があります。

広まれば広まるだけ、批判にもさらされるでしょう。

的確な批判は、その裏に発展への可能性を秘めています。

理論だからこそ、それも可能なのです。

残念ながら、これまで私は私の理論に関する的確な批判を受けたことがありません。

まだ広まっていないというのがその理由の一つかもしれませんし、まったく理解されていないか、関心すら持たれていないのかもしれません。

理論的な欠陥に気付いていても、教えてもらえないだけかもしれません。

私は私の理論を信じていますが、同時に欠陥を指摘して欲しいとも願っています。

聞く耳は、常に持っています。

より妥当性の高い、正しい理論を求めていきたいからです。

受講生の中からそうした人材が出てきてくれることへの期待も、密かにあるのです。

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